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自治体ドットコム企業・団体会員による自治体への導入事例紹介>発注者のための「印刷物積算講座」印刷積算シミュレーションソフト

発注者のための「印刷物積算講座」

印刷積算シミュレーションソフト


 このコーナーの第三回目の紹介先は、印刷物の入札仕様や見積書を作成するシステムの開発・販売を手がける株式会社トーク。全国の自治体への営業も担当する和田氏に説明いただいた。「印刷物積算講座」が印刷発注者向けに脚光を浴びており、最近では自治体職員の参加も目立っているという。実は和田氏はその講師でもある。

講師の和田氏
【講師の和田氏】

―― 開口一番、和田氏は「このパンフレットは何円でできているか?」と製品のパンフレットを指差して質問される。新聞や雑誌には定価はあるが、パンフレットには値段が表示されてない。しかもボールペンやノートなどの比較となるものもないので、無料でもらえる物だし「10円程度ですか?」と答えた。すると和田氏は、「作る量や材料によって原価が違うし、作り方にもよるので、これ一枚見ても値段は分かりません」と言う。何だか奥が深そうだ。

―― 発注者向け「印刷物積算講座」に自治体職員の受講が増えている訳は・・・・?

役所における各部署では公共事業の透明性・客観性を確保する観点から、積算基準について明確にする必要があり、土木工事・電気通信・機械・建築など様々な業種における専門的知識を要する職員が必要となっているようです。

これは印刷物の発注に関しても同じであり、最近では随意契約を一般入札に移行するケースが増えたり、環境への配慮からも印刷物の設計・積算技術の習得が大きな課題となり、印刷物積算講座に注目が集まるようになってきました。
カリキュラムは、下記の6講を一日2講の3日間コースで行う印刷の基礎知識から既存の印刷物をサンプルとした実践的な見積まで、分かりやすく解説しています。

    第1講 印刷の基礎知識
         (仕上判型と用紙判型、面取り計算)
    第2講 端物の見積演習@
         (「化粧断ち」を例に、見積計算の概要を学びます)
    第3講 端物の見積演習A
         (端物の見積演習@の応用として、他の加工形式で演習します)
    第4講 頁物の見積演習@
         (頁物の構造、積算の考え方/「中とじ」16ページの見積演習)
    第5講 頁物の見積演習A
         (頁物の応用編)
    第6講 印刷積算のポイント・まとめ

―― このカリキュラムに面取り計算という学習単元がありますが「メンドリ」とは何なのか?

職場や最近ではご家庭でも普及していますプリンターとは違い印刷の業界では、大きな一枚の用紙に何点かの印刷物を効率よく配置し、印刷し、裁断(カット)して作成します。この大きな一枚の用紙に効率が悪い「メンドリ」を行うと、印刷しない空白の部分が多くできてしまう事による『ムダ』が発生します。これが環境に悪影響を与えることとなります。そもそも印刷とは「紙」に付加加工することであり、その紙自体が「木=チップ」からできています。よって、ムダな紙を多く使用するということは、環境に悪いということにつながるのです。

―― 印刷と環境問題とは、あまり耳にしないことではあるが紙のムダづかいと結び付けられれば納得もいく。すなわち印刷積算とは環境問題とも直結した大事な業務であると言う事である。

毎回定員を超える申込があるという「印刷物積算講座」に参加された自治体職員のご意見を伺った。

講座の受講風景
【講座の受講風景】

―― 他の講座と比べて、なぜトーク社の講座に参加したのか?

以前は財団法人が主催する1日コースの団体講座がありましたが、前任者らからは1日では何も把握できないという意見でした。個別でもっと内容の濃い積算講座がないかとさがしていました。
印刷物の調達も、金額にもよりますが当然ながら入札対象です。これまでは、印刷発注担当である私達が資料などから手探りで、印刷物一つひとつの仕様書・積算根拠・見積書を作成していたのですが、前任者からの引継ぎ資料では全体の把握ができないほど専門知識が必要であり、誤った解釈で業務を行っているのではないかとの不安や、なれない業務による非効率さに悩んでいました。そのような折、トーク社からのダイレクトメールによる案内を拝見し、2泊3日の「印刷物積算講座」に参加致しました。

―― 実際に参加されて何を有効と感じましたか?

小人数対応のため、印刷積算の構造からきめ細かな説明を得られることと、質問についても的確にアドバイスを受けることができ3日間とはいえ充実した講義でした。また最終日の講座の後には、実際の積算の業務で困っている持参した印刷物について、丁寧に積算書の作成までの実践的な講習も受けることができて大変満足しています。

―― 和田氏曰く、「受講後のコミュニケーションも大事にしております。『先生教えてください』の悩み解決のために、メールや電話による印刷積算のアドバイスを、受講された方にはサービスで行っています。」との事。最近では、同じ局から同時に5名の参加があったり、一つの局で10名の希望あり、現地での出張講座を行った実績もあるそうだ。

―― そもそも印刷物の見積もりとはどのようなものなのか?第一講を体験学習として受講してみた。

最近ではインクジェットプリンタでも何色かのインクを利用しますが、印刷も同様にC:シアン(青)、M:マゼンタ(赤)、Y:イエロー、B:ブラックの4色を用いて印刷します。グラビアなどの高級な印刷にはそれ以外の色も用いますが、先ず色にもインクの数が関係します。また印刷する機械にも新聞紙などの印刷に用いる大型(輪転機)のものや中型(平台機)、またデジタル複合機も含まれる小型(オンデマンド印刷機)など、用途によって使い分けます。更に紙にもサイズの種類があり、印刷の仕様はベストチョイスしなければ値段も納期も違ってきます。

―― 話を伺いながら、何かに似ているのでは?と思っていたが、これは路線検索ソフトと同じではないか?(強引だが)例えば、横浜駅から大阪の梅田まで行こう!というときに、出発駅は横浜駅で目的駅が梅田駅とすると、表示の優先順位は時間か料金か乗換え回数かというのと同じではないか。有料特急使うかどうか、飛行機を利用するかどうかも。確かに昔は、国鉄(古い?)の時刻表を元に調べても阪急梅田駅は載ってないし、とか思っていましたが、路線検索ソフトが出たときは「これは必須だ」って思いました。時刻表や料金が変わっても対応してくれるし、新しい路線ができても忘れずにシミュレーションしてくれる便利なソフトですから。

和田氏へ、これと同じ原理が印刷物の自動積算ソフトとなると非常に興味が湧きますが、開発することは考えていませんか?と質問すると「既に発売から20年の歴史がある『ミツモザウルス』という印刷物の自動積算ソフトウエアがありますよ」との事。それって、今財布にある5000円札がいくらでできるとか?計算もできますか?との質問には「一般の印刷物なら簡単に積算しますが、お札は極めて特殊な印刷方式ですから、それは無理です。」とキッパリ和田氏には言われてしまった 残念。ただし、旧大蔵省の印刷局にも導入事例があるとのこと、現在、官公庁の約150公所で導入されているそうだ。

小生のように、部内の予算見積りのために印刷会社へ見積もり依頼をする程度の業務を担当するものには積算講座は不要と感じた。それは、積算ソフトで十分であると確信が持てたことに他ならない。冒頭で和田氏に質問されたパンフレットの費用については、アイコンでパンフレットを選択して必要な数を数値入力、演算ボタンをクリックと至って簡単、結果が表示された。制作費・印刷費・紙代・付加加工・・・ 便利です。

(記事:自治体ドットコム事務局)


価格・費用 備 考
発注者のための「印刷物積算講座」 31,500円(税込)
演習用テキスト込み
8名(定員次第で締め切ります)
印刷積算シミュレーションソフト
「ミツモザウルスST」
300,000円 動作環境:Windows 98、2000、Me、XP
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