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企業・団体会員による自治体への導入事例紹介
自治体ドットコム企業・団体会員による自治体への導入事例紹介>住民の身近な情報配信システム「まちかど通信」

住民の身近な情報配信システム

まちかど通信


 このコーナーの第2回紹介先は、地域と教育情報化のためのコミュニケーションツール&サービスを提供する株式会社ジェイアール四国コミュニケーションウェア。取締役で営業部長、東日本営業所長でもある大島さんに情報配信システム「まちかど通信」の導入先である大阪府松原市への事例について伺った。

営業担当の大島氏
【営業ご担当の大島氏】

 松原市様では「まちかど通信」を平成14年度に導入いただき、15年4月からサービスを開始されました。
 最初から松原市様では、市の職員が情報を集約・配信することではなく、地域住民、各サークル活動や団体に情報発信ならびにコミュニケーションの場を提供するという考え方でシステムを導入されました。
 つまり本当の住民参加型である住民とのコミュニケーションツールにチャレンジされたわけです。
 松原市様では実際に、住民からの情報の登録で運営されています。
 1990年から教育用ソフトを手掛ける当社は、生徒が利用するための独自のノウハウを活かした住民が自ら身近な情報を登録できる仕組みを確立し提供しております。
 当社の「まちかど通信」は、簡単な操作性のクライアントツール、情報発信と情報検索サーバーが一体となったシステムです。これまで数多くの自治体でご採用いただいておりますが、松原市様のような活用方法以外にも「地域情報データーベースとして歴史文化伝統資料の電子化」や「住民の声を自治体からの情報発信」と言う形でご利用いただいております。

松原市「まちかど通信」
【松原市の「まちかど通信」】

掲示板
【掲示板】

データベースの選択
【データベースの選択】

――そこで、松原市役所総務部市政情報室(情報政策係)の武部様へ「まちかど通信」について話を伺った。

 

――「まちかど通信」を知るキッカケは何だったのか?

住民からの情報配信ができるサービスを探していたところに、学校への導入事例からジェイアール四国コミュニケーションウェアの事を知り、全国の多くの学校で利活用され、その効果があると知りました。

――どのような点を評価されて、導入となったのか?

専門的な知識がなくてもホームページが誰でも作れる操作性の良さにあります。松原市では情報化推進計画において「市民との情報を共有」を目標としましたので、このシステムは使い方によっては、十分評価できるシステムになると確信致し導入に至った次第です。

――市民の評判はどうか?

事前の広報活動により、導入を待っていただいていた経緯もありましたので利用開始時から反響はありました。主に利用される個人や団体の方は、サークル活動を中心にした情報配信であり、活動報告や会員募集などのツールとしてホームページを作りたいとの潜在的なニーズは多くあったかと思います。この「まちかど通信」は簡単な操作でホームページができることで好評を得ています。

――中傷やプライバシーの侵害などの情報登録などのトラブルはないのか?

サービス開始以来、現在のところ一件もありません。利用希望者は、事前に市政情報室、経済振興課、松原市立公民館から利用承認を受けるようにしており、有害な情報の掲示もなく運用しています。

――「まちかど通信」の利用状況はどうか?

「まちかど通信」は、サークルの活動状況や趣味についての情報、イベント情報のお知らせなどのように、個人・団体を問わず誰もが参加でき、市民の皆さんの身近な情報を掲載していただく場である旨説明し、多くの方に利用いただいております。掲示板とホームページともに住民のコミュニケーションツールとして浸透しています。
 「まちかど通信」では、発信内容がそのままホームページ上に掲載されますが、その操作性の良さが住民参加型の情報提供サービスができた一因と言えます。以前のような紙媒体での情報発信との違いである「今の情報が すぐ作れる すぐ発信できる」は、市民の方が情報化の恩恵を感じていただいている一番の要因ではないでしょうか。また、地域のつながりとしてこの「まちかど通信」の利用者同士が交流するなど、違った意味でも地域のコミュニティができ活性化が図られているようです。

――実際に「まちかど通信」を利用してみた。

アプリケーションをCD-ROMからインストールする必要があるが、これは市販されているワープロと同じで、違和感は覚えない。試しに自治体ニュースを写真付きで作成してみたが、他のどのアプリケーションとも異なり、使い勝手を一言で表わすと「紙に鉛筆とはさみとテープで原稿をつくる」感じでマニュアルも要らずスイスイと作業が進む。ページ全体を凝ったデザインにするなどの機能は全くと言ってよいほどなく、シンプルに情報を提供する事に徹したところは潔い程である。更に、配信するための作業も至って簡単であり、FTPなどのツールは必要なく、まさしく誰にでも情報が配信できる仕組みである。

――大島さん。今後の「まちかど通信」の開発などの方向性をお聞かせください。

今後は、地域のコミュニケーションツールとして発展させ、地域の活性化に役立つシステムとしてさらにブラシュアップを重ねていきたいと思っております。

――自治体の職員による情報配信も、システムやPC操作さらにアプリケーション操作の習得などの様々な要因で上手く行かないケースが多い中、住民による情報配信を行政介在するのではなく仲介の労をとる、いわゆる設備と通信インフラを用意した上で、基本的なルールのみを決め自由に使っていただき、地域の新たなコミュニティ形成に資するこれが本当の地域情報化かもしれない。本当の意味で大成功言えるアプリケーションが存在するわけでもなく、縦割りの弊害を横糸で編み上げる伝統工芸品的なすばらしい自治体が、このまちで生まれようとしていることに敬服する。この「まちかど通信」は、ネットワーク社会における真の意味で自治体と住民の有効なコミュニケーションツールに育つことを期待し筆をおく。

(記事:自治体ドットコム事務局)


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